600万年前から変わらないアバター

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どうやら、最新の進化医学の研究によれば、現代人と猿人の中間であるヒト亜科が生まれたのは約680~700万年前とのこと。人類が農耕生活を始めたのは、1~2万年前。つまり、600万年以上は、狩猟採集生活を続けてきた。

そのため、人類は狩猟採集生活の期間が圧倒的に長かったことにより、脳と体は狩猟採集生活の環境に最適化されて進化してきた。

僕らが操作しているアバターは、狩猟採集生活の環境で最高のパフォーマンスを発揮するようにできている。自然のなかで獲物を追い、太陽の運行とともに暮らし、少数の仲間と語り合う。しかし、今の環境で狩猟なんてしない。だが、このアバターを使って、このゲームをプレイしなければならない。最高のパフォーマンスを発揮できないステージに立たされているのに。

そのため、このアバターと上手く付き合っていく必要がある。パフォーマンスを発揮したい時に発揮できるようにする必要がある。このゲームをプレイする上で、このアバターを上手く使いこなすことができれば、世界は広がるだろう。