人は好意を抱いている相手に対して、頼み事を聞き入れやすくなります。つまり、自分に対して好意を抱かせることができたら、相手に頼み事を聞いてもらえるようになります。
好意を抱かれる人の特徴
好意を抱かれる人の特徴として、5点あります。
外見がいい
ハロー効果により、外見がいい人は好意を抱かれやすくなります。ハロー効果とは、望ましい特徴を1つもっていることによって、その人に対する見方に影響が起きることです。簡単に言うと、ハンサムや美女は好意を抱かれやすいということです。
とはいっても、外見をそう簡単に良くすることはできません。そのため、日頃から身だしなみなどに気をつけて、少しでも外見を良くして、相手から好意を抱かれるようにしましょう。
類似性
自分と似ている人に対して、人は好意を抱きます。類似しているほど、親近感が湧くためです。類似性を利用して相手の好意を引き付ける方法は2つありませす。
類似ポイントを見つけて伝える
相手と共通していることを発見して、それを相手に伝えましょう。相手に類似ポイントがあることを認知させれば、親近感を抱いてくれます。
例えば、趣味・好きな食べ物・出身・経歴など。相手の好きな食べ物が「ケーキ」と知ったら、「自分もケーキが好き」ということを伝えましょう。
ミラーリングで類似ポイントを作り出す
ミラーリングすることで、相手に親近感を抱いてもらうことができます。ミラーリングとは、相手の些細な仕草などを真似することです。例えば、相手の話し方・姿勢・身振りなど、鏡のように相手に似せます。ミラーリングにより、親近感が湧くため、相手に好意を抱かれやすくなります。
自ら好意を抱く
自分のことを好きでいてくれる人に対して、人は好意を抱きます。そのため、相手に好意があることを伝えると、相手から好意が返ってきます。恋愛の「好き」と誤解されないように注意は必要ですが、相手に好意があることを自分から伝えると効果的です。
また、お世辞も有効です。人は自分のことを肯定してくれる人を好む傾向があります。つまり、お世辞を言ってくれる人が好きなのです。
接触回数が多い
馴染みのある対象に、人は好意を抱きやすいです。接触した回数が好意へ影響します。そのため、相手に定期的に話しかけたりして、接触頻度を上げると、好意を抱いてもらえます。人だけではなく、商品なども同じことが言えます。商品の広告などで何度も見た商品に対して好感度は上がります。
ランチョン・テクニックを使う
ランチョン・テクニックを使うと、人は好意を抱いてくれます。ランチョン・テクニックとは、一緒に食事をすることで、相手に好印象を与えることができる心理効果のことです。
人は、全く関係のない2つのものが関連づいていると錯覚してしまいます。そのため、食事による「楽しい」「心地よい」感覚と、食事相手が結びつきます。つまり、食事相手に対して好印象を抱くようになります。